Chapter 3
THE HEART OF SERVICE
おもてなしの心
私たちは、接客という言葉を使わない。
接客は、売るための技術だからだ。
私たちがするのは、伴走である。
目の前の一人には、今日までの人生があり、今日からの人生がある。
その人生の、ほんの一部分に、私たちは立ち会わせていただいている。
だから、売ることを急がない。
聞くことから始める。
その人が、何に悩み、何を望み、どんな毎日を生きたいのか。
答えは、商品棚にはない。
その人の言葉の中にある。
私たちの仕事は、商品を渡すことではない。
「ここに来てよかった」という時間を渡すことである。
もし、私たちの商品がその人に合わないなら、正直にそう伝える。
たとえ、今日の売上を失っても。
なぜなら、その正直さこそが、十年後の信頼になるからだ。
The Question
迷ったら、こう問う。
「私は今、売ろうとしているのか。役に立とうとしているのか。」